2014年1月11日土曜日

税金はどこへ行った?を作ってみて。

去年の話になりますが
Where does my money go?という市民税の可視化サービス
の野々市版をお店に集まる仲間(市議、行政職員、会社員、金沢大学学生、金沢工業大学学生、地域のIT企業取締役などなど)で作りました。


ここまでは、全国でおこっている流れと一緒です。
作っただけでは、実は微妙なんですよね。

作った人が、満足俺たちやったった!で終わってると
ちょっと面白くなくて効果的に作ったものを利用してこそだと思います。

そこで、野々市市では完成お披露目会として
作ったwebページを見ながら
野々市市の市長を御呼びしトークセッションのようなものをしました。

イベントには市民の方も100人強観に来てくれて
当日は、地方メディアですが新聞やテレビも取材に来てくれました。

税金が丸裸にされ、そこを掘り下げる
イベント、普通は登壇したくない市長もいるかも知れない
所に快諾して参加してくれた市長に感謝です。

イベント当日に関してはustreamのリンクをご覧下さい。

こんな感じで作ったものを大きくお祭り的にアウトプットして
皆さんに税金について考えてもらうというのも重要かと思いました。


Video streaming by Ustream

そして、今日は税金をどこへ行った?を持って
金沢市にある税理士事務所の所内勉強会へ行ってきました。

偉そうにも、税理士って何する仕事ですか?って所から始まり
僕からの提案は、税務に関する計算をするというのは当然の事なのですが
納得の行く納税へ導くというのも仕事ではないか?という論点から
セミナーさせて頂き、クライアントさんが支払った税金が
どのように使われているか作ったページを見せながらお話しました。
ようは、支払う金額をはじくだけではなく
払った結果、こんな風に使われているんですよ、という所まで
話が出来ると良いですねという話です。

そして、もしクライアントさんが
こんな税金の使い方じゃ納めたくないという人がいれば
納得の行く形
エンジェル税制や寄付金控除、ふるさと納税という話もしました。

今、プロボノやNPOなんてのがちょっと活発にうごきがなってきていますが
資金調達といえば助成金だったりと何だか違う気もします。

税金で入って助成金で流れると自分の判断で団体にはお金を回せません。
結果的に、ろくでもない団体(助成金目当て)が上手くお金をとっているという
状況があったりもします。最近は減りましたが。

そこで、
税理士事務所が、
クライアントの興味フィットしたエンジェル税制や、寄付金控除、ふるさと納税という形を提案出来たら面白いという話をしました。

エンジェル税制に関しても、
たんに一般の人にマーケティングするよりも
各税理士事務所に向けてお話すると

事務所は、地域の会社の会計情報を知っているわけで
エンジェル税制を受けたら良い会社には積極的に
認定企業になれるようサポートし

優良な会社に関しては、作った認定企業とのエンジェル税制を見越した
マッチングを行う事で、地域の中に眠るお金を法人税という形で中央に吸い上げられずに
地域の活力へ変えて行く事ができるという話をしました。

そして、付加価値のある税理士になる為に
自分たちで控除対象となる寄付先や、ふるさと納税のリストを持ちましょうという話をしました。

最後に、自分もコミットしている
code for kanazawaの話をして
リストが出来た際は是非code for kanazawaも入れて下さいね
っとちゃっかり宣伝もという感じです。


話は長くなりましたが、
税金はどこへ行った?をキーに色々話が出来る事が
あります。
各地方でも、是非作ったサービスを死蔵せず
活用してみて下さい。
今回、僕が行った活動も例にしていただければ幸いです。

0 件のコメント:

コメントを投稿